COMPUTEXスタートアップのエネルギーが大爆発 InnoVEXがハイテク産業の無限の可能性を生み出す

【2018年6月6日:台北】台湾貿易センターは2018年台北国際コンピュータ見本市(COMPUTEX 2018)のイノベーションとスタートアップに特化したエリア「InnoVEX」が6日午前、台北世界貿易センター第3展示ホールにてスタートたことを発表しました。行政院(内閣)の頼清徳院長(=首相)がゲストとして開幕式に出席し、中華民国対外貿易発展協会(TAITRA、日本での名称は台湾貿易センター)の黄志芳董事長など国内外から集まった貴賓たちと共に、「InnoVEX」のスタートを祝いました。アジアを代表するスタートアップのプラットフォームとなる「InnoVEX」には、過去最多となる21か国・地域、388社のスタートアップ、ベンチャーキャピタル、アクセラレータが出展しています。この出展規模は昨年を40%上回るものです。

開幕式に出席した頼清徳院長は、「デジタル経済の台頭は世界のスタートアップの発展をもたらしている。このため、COMPUTEXでも2016年よりイノベーションとスタートアップに特化したエリア『InnoVEX』を設置した。スタートアップが新たな技術を発表したり、資金調達を行ったりする最良のプラットフォームとなっており、毎年国内外から多くの投資家や業者が参加している。行政院もスタートアップの発展を非常に重視しており、スタートアップ支援のアクションプランを実施している。私たちはこのInnoVEXのプラットフォームを通して、世界の新興技術とデジタル経済の発展をさらに手助けしていきたい」と語りました。

頼院長は開幕式後、「InnoVEX」エリアを視察し、科技部(日本の文部科学省に類似)青年科技創新創業基地(Taiwan Tech Arena)、創新育成主題館、桃園智慧飆新館、林口新創園(Startup Terrace)新創交易中心、XR EXPRESS TWなどのブースやパビリオンを訪れ、出展しているスタートアップ関係者と熱心に交流しました。

頼院長はまた、スペインやオランダなどのナショナル・パビリオンも訪問。世界各地のイノベーション商品や応用を体験し、素晴らしい発明の数々を絶賛しました。頼院長は、工業局が新しい技術の商品化の加速に力を入れていることや、工業局が運営するIoT(モノのインターネット)プラットフォームなどを高く評価しました。台北市が設置した台北国際人材新創館では、海外からやってきた優れたスタートアップチームに対して歓迎の意を表しました。 

多様なプラットフォーム提供するInnoVEX
スタートアップの展示、交流、マッチングをワンストップで

InnoVEXが今回特別に用意したPi Stageは、出展する企業、組織、チームなどがデモンストレーションを行ったり、交流を深めたりすることのできる自由なプラットフォームです。。6日午前には早速、海外の著名なアクセラレータやベンチャーキャピタルであるAudi、Amazon Launchpad、株式会社ジャフコ(JAFCO)、Samsung Next、TRIPLE、imec.xpandなどが、そのグローバル事業計画と業種を超えたマッチング戦略などについて披露しました。

またTAITRAは7日、InnoVEXに出展している台湾のGarage+、米国のAmazon Launchpadや500 Startups、スペインのTelefonica、日本のJAFCO Asiaなど20近くの海外バイヤーや国内外の起業家、ベンチャーキャピタル、アクセラレータが参加するInnoVEXラウンドテーブル会議を開催しました。それぞれのサービスや産業の経験談を語り、海外のスタートアップが台湾に存在する全方位的なICT産業のサプライチェーンを活用し、共存共栄が可能なグローバル・スタートアップ・エコシステムを築き上げる方法について話し合いました。

COMPUTEX 2018のInnoVEXエリアは6月6日から6月8日、台北世界貿易センター第3展示ホールにて開催されました。台湾だけでなく、EU(欧州連合)、オランダ、韓国、ベルギー、フランス、スペイン、ポーランド、マレーシア、カナダ、日本、フィリピン、シンガポール、メキシコなど合計13カ国・地域がナショナル・パビリオンを設置しました。

詳細について知りたい方は下記のサイトをご覧ください。
COMPUTEX 公式サイト:http://www.computextaipei.com.tw/zh_TW/
COMPUTEX 公式Facebook:https://www.facebook.com/COMPUTEX.TAITRA/
InnoVEX公式ライブ動画配信サイト:https://www.twitch.tv/computex1
InnoVEX各イベントの参加申し込み:https://www.accupass.com/event/1801150734171464872267

COMPUTEXについて
台北国際コンピュータ見本市(COMPUTEX)は1981年に初めて開催されました。それ以降、30年間にわたり世界のICT産業と共に成長し、パワーアップを遂げ、そしてICT産業の発展と構造転換という歴史的瞬間を目の当たりにしてきました。当見本市には毎年、海外から4万人を超えるバイヤーが参観及び調達に訪れます。海外の大手企業が画期的な商品を発表する際、最優先で検討するプラットフォームにもなっています。

台湾のICT産業は世界のサプライチェーンにおいて重要な地位を占めています。その台湾で開催される当見本市は、グローバル・テクノロジー・エコシステムの構築を目標に掲げ、領域横断型の統合イノベーションサービスを強力な原動力とし、グローバル・テクノロジーの資源統合に新たなステージを提供したいと考えています。

TAITRAについて
中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)は、台湾企業の対外貿易や海外市場の開拓を支援するため、経済部が民間の商工団体と連携して設立した公益財団法人です。台湾最大の公益財団法人として現在、台湾北部・台北市にある本部を拠点とし、桃園、新竹、台中、台南、高雄の5か所に国内事務所を、そして世界各地に60の海外事務所を展開しています。貿易振興のための全方位的なサービスネットワークを形成し、台湾企業の対外貿易、海外市場の開拓をお手伝いしています。

グローバル化に伴う競争の激化、さらに自由で透明な市場、急速に変化する電子商取引などに対応するため、TAITRAはタイムリーで効率の高いサービスを提供することに尽力し、これからも台湾企業と共に台湾経済の安定した発展を目指します。

【報道関係者からの本件に関するお問い合わせ先】
 台湾貿易センター東京事務所
 COMPUTEX担当
 比嘉 広達
 TEL:03-3514-4700 / E-mail:higa@taitr.gr.jp

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